今年の秋に仏教検定協会企画『インド仏跡巡拝旅行』を開催します(10~11月を予定)。
仏教発祥の地であるインドには様々な遺産があります。今回の仏跡巡拝旅行では仏教ゆかりの地を訪れ、肌で仏教を感じていただければと思います。
*企画の詳細につきましては決まり次第ご連絡いたします。
今回からインド仏跡巡拝旅行での訪問地をいくつかご紹介していきたいと思います。
第1回目となる今回は「ナーランダ仏教大学跡」をご紹介します。
「ナーランダ仏教大学跡」
インドの中でもお釈迦様が説法を説いて回った北インドには多くの仏跡が残っています。
北インドビハール州にあるナーランダ仏教大学跡もその一つです。
ナーランダ仏教大学は5世紀ごろに作られた仏教僧院で、西遊記にも出てくる玄奘三蔵が636年に中国・唐から留学に来た場所になります。
玄奘三蔵は大学に5年滞在し、最終的には副学長も務めました。
大学は5〜11世紀に栄え、最盛期には学僧が10,000人、教授が1,500人もいたとされ、一大仏教教学センターとなっていました。
しかし、12世紀にゴール王朝バクティヤール・ハルジーのイスラム部隊がこの地に侵攻をして、破壊されてしまいました。
現在は仏塔や僧房などがあり、往時の面影を残しています。
当時、世界最高峰の仏教研究機関であったナーランダ大学に訪れた多くの人は何を求めていたのでしょうか?
当時の人々に想いを馳せながら巡拝していただければと思います。
*仏教検定協会企画『インド仏跡巡拝旅行』の詳細は決まり次第ご連絡いたします。